踏み間違い誤発進防止システム---事故は年数万件

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踏み間違い誤発進防止システム---事故は年数万件
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サン自動車の「誤発進防止システム」 は、4月に電子スロットル対応の製品が発表され、6月12日にワイヤー式の車種にも対応したモデルが発売となった。サン自動車代表取締役社長鈴木順氏に、製品の開発動機や販売戦略などを聞いた。

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この製品を開発しようと思った動機は、5年ほど前のニュースからだという。コンビニの駐車場での事故、スーパーの駐車場での転落事故の報道を見たときだそうだ。調べてみると、ペダルの踏み間違いによる事故はピーク時で年間7500件以上も発生しているという。しかも、この数字は警察に届けられたものであり、自宅周辺での単純な物損事故など届け出のないものは含まれない。警察関係者によると、潜在的なペダル誤操作による事故件数はこの数倍はあってもおかしくはないそうだ。

開発は3年半ほど前から開始した。当初は制御がしやすく動作も確実な電子式スロットルの車両で考えていたが、ほどなく、軽自動車や中古車市場を考えるとワイヤー式の車種への対応も避けられないものになったという。発売は電子式の製品が先行したが、開発は並行して行われた。

誤発進防止システムの製品名は『S-Drive』という。S-Driveの販売方法は、当面は同社の認定事業者のみへの卸販売となるそうだ。安全商品なので広く普及させたい反面、ECUやセンサーへの配線が必要なことや、アクセル制御やイグニッション系の制御、燃料カットなどクリティカルな面が多いので、専門業者による取り付けが前提となるからだ。そのため、特約販売店に、S-Driveの原理や操作、取り付け方法などの講習プログラムを用意し、これを受講し修了した業者にしか販売しない方法をとっている。

今後は輸入車への展開や、大手自動車メーカーへの採用も働き掛けたいとしている。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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