マツダは、マツダ工業技術短期大学校でオープンカレッジを開催している。これは、マツダの取引先企業の従業員をマツダ短大の聴講生として受け入れることで、お互いの「ものづくり力」と中・長期的な商品品質の維持と向上を目指すマツダ短大の新しい取り組みとなる。
オープンカレッジは、取引先企業に技能指導を行う立場として期待されている人に学生の実習へ参加してもらい、マツダ短大講師の指導を参考に、教える立場としての成長を支援することが目的。
また、オープンカレッジを実施し、取引先企業とマツダ短大との交流機会を設けることで、お互いにとってメリットのある生産技能や社員育成方法などの情報交換と共有や、聴講生とマツダ短大の講師や学生がお互いに刺激を与え合うことで、さらに成長することも期待するとしている。
マツダ短大の殿納基靖校長は「マツダだけでなく、お取引先企業と共に取り組むOne Mazdaの考え方のもと、お互いの情報や経験を共有して成長に結びつける共育(ともいく)を実施することで、今後もマツダ短大はものづくり力の維持と向上に貢献する役割を、広く積極的に果たしていきたいと」としている。
第1期の「溶接」が6 - 7月に終了、現在第2期の「旋盤」が8月19 - 26日までの予定で開催中、第3期の「手仕上げ」が9月7 - 14日に開催される。