NTN、新株発行で資金調達…中期経営計画達成のため

自動車 ビジネス 企業動向

NTNは28日、新株発行で資金を調達すると発表した。
 
同社グループは、新中期経営計画で「エコ・新エネ・新市場」での新たなビジネスモデルの構築を目指すとしており、風力発電、鉄道、航空、医療など成長分野での技術ソリューションの向上、環境・自然エネルギー分野での新商品開発のスピードアップ、産業機械部門や研究・開発部門の人員の増強・育成による産業機械、補修向けの販売構成の拡大を打ち出している。

こうした戦略の布石を打つために、新株式発行による資金を調達する。
 
今回の公募増資によって、中長期ビジョンの実現に欠かせない風力発電用、鉄道車両用といった成長分野への必要資金を確保し、持続的な成長の実現を目指すとともに、資本増強によって財務体質の強化を図り、不透明な金融環境に左右されない強固な財務基盤を確立する。
 
公募による新株5400万株を発行するとともに、オーバーアロットメントによって同社株式800万株を売り出す。
 
今回の手取概算額合計上限253億2072万円について、60億円を関係会社であるS.N.R. ROULEMENTS社株式の追加取得資金に充当し、90億円を関係会社への投融資に充当する予定。90億円のうち、NTN三重製作所に30億円、NTN宝達志水製作所に60億円をそれぞれ充当し、関係会社は資金を設備投資資金に充当する予定。

また、残額については、全額をNTNの設備投資資金として主に風力発電用、鉄道車両用など産業機械向け軸受の研究用設備、生産設備に充当する予定。研究用設備投資資金に30億円、残額を桑名製作所、磐田製作所での生産設備投資資金に充当する予定。

《レスポンス編集部》

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