【アウディ A5カブリオレ 試乗】骨の髄までゲルマン魂…森口将之

試乗記 国産車
【アウディ A5カブリオレ 試乗】骨の髄までゲルマン魂…森口将之
【アウディ A5カブリオレ 試乗】骨の髄までゲルマン魂…森口将之 全 8 枚 拡大写真

スペック表を見て、1930kgという車重にビックリしてしまった。リトラクタブルハードトップより軽く作れるソフトトップなのに、クーペより260kgも重いのだ。  

でも乗ったら理由がわかった。フロアは石でできているんじゃないかと思うほど強固で、剛性不足などまったく感じない。しかもトップを上げれば静かさもクーペ並み。聞けば本国では2種類ある幌のうち、日本には快適性にすぐれたタイプが装着されるのだという。意味のある重さである。

でもそのウェイトは『Q5』よりは軽いから、3.2リットルV6による加速に不満はないし、オプションのアウディドライブセレクトを選ぶとついてくるバリアブルステアリングはクーペのそれよりクイックだったりする。  

オープンカーはクーペよりユルくて当然、むしろユルさを楽しむ乗り物と思っていたが、完璧主義のドイツ人はそれを許さなかったらしい。ソフトトップを4色も用意してコーディネイトの楽しさをアピールしつつ、中身は骨の髄までゲルマン魂が染み入っていた。  

■5つ星評価 
パッケージング:★★★★ 
インテリア/居住性:★★★★ 
パワーソース:★★★★ 
フットワーク:★★★ 
オススメ度:★★★★  

森口将之|モータージャーナリスト
試乗会以外でヨーロッパに足を運ぶことも多く、自動車以外を含めた欧州の交通事情にも精通している。雑誌、インターネット、ラジオなどさまざまなメディアで活動中。著書に『クルマ社会のリ・デザイン』(共著)、『パリ流 環境社会への挑戦』など。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る