【フランクフルトモーターショー09】英国仕立てのオペル アストラ 新型

自動車 ニューモデル モーターショー
【フランクフルトモーターショー09】英国仕立てのオペル アストラ 新型
【フランクフルトモーターショー09】英国仕立てのオペル アストラ 新型 全 9 枚 拡大写真

フランクフルトモーターショーで、オペルは新型『アストラ』をデビューさせた。競争力の高い価格設定とCO2削減などの環境性能がアピールポイントとなっている。

【画像全9枚】

新型アストラは、同レベルのコンパクトクラスにはない高品質、高性能、最新技術を投入している。新型から、ヨーロッパで販売されるアストラのすべてがイギリス工場で生産されることになった。以下、数字の明らかになっているイギリス仕様(「ヴォクソール」ブランド)で説明する。

エアコンの標準装備、MP3対応のオーディオセット、電子制御スタビリティコントロール、16インチホールなどを装備した、エントリーモデルである「1.4i」(87PS)で1万5675ポンド(日本円換算でおよそ230万円)と、競合モデルよりおよそ270ポンド増に抑えている。ターボモデルである「SRi 1.4i」はプラス10ポンドという価格設定だ。

また、過給機なしのSRiは、1800ccのガソリンエンジンで最大出力が140PSとなっている。それでもCO2排出量は18パーセントほど削減され、税制面でも優遇されるという。このモデルには、電子式パーキングブレーキ、センターアームレスト、アクティブヘッドレストなども標準装備されている。

ディーゼルエンジンモデルである「Life 1.7 CDTi」(100PS)と「Exclusiv 1.7 CDTi」(110PS)もCO2排出量を従来モデルから1kmあたり11g削減し、英国での自動車税の課税ランクが下がるという。ディーゼルエンジンモデルは、1万8015ポンドからの車両価格設定だ。さらに、(英国の)オーナーにとってうれしいのは自動車保険の料率(ランク)も新型の全モデルにおいて下がっていることだそうだ。

環境性能による減税措置、保険料率のダウン、そしてアクティブ制御など上位モデルの機能を備えながら極力価格アップを抑えるといった、モーターショー発表モデルとしては、地味な存在かもしれないが、世界的な経済情勢を考えると、いま消費者にいちばん有効なアピールポイントなのかもしれない。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「日本バイクオブザイヤー2025」大賞はヤマハ『XSR125』、人気投票で決定
  2. ホンダの小型セダン『アメイズ』新型、成人乗員保護で最高評価の5つ星…印バーラトNCAP
  3. 【日産 フェアレディZ 新型試乗】まるで日本製のアメ車? そこはかとなくアメリカを感じる…中村孝仁
  4. 日産『GT-R』次期型はいつ登場? ハイブリッドスポーツとして最速2027年発表か
  5. 「次に必要なものを、いま創る」3Mが描く、素材から変えるモビリティの未来PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る