メルセデスベンツの超希少スーパーカー、オークションへ出品

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メルセデスベンツの超希少スーパーカー、オークションへ出品
メルセデスベンツの超希少スーパーカー、オークションへ出品 全 14 枚 拡大写真

大手オークション会社のRMオークションは、10月28日にロンドンで開催されるオークションにおいて、2台のメルセデスベンツ『CLK GTR』が出品されることを明らかにした。

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モータースポーツ界では1996年、ITC(国際ツーリングカー選手権)が終了し、翌1997年、FIA GT選手権へ移行した。メルセデスベンツCLK GTRは、ダイムラーが1997年、FIA GT選手権のGT1クラスに参戦する目的で製造を開始したホモロゲーションモデルだ。1997年のFIA GT選手権では、CLK GTRは全11戦中6戦に勝利し、この年のメーカー/ドライバーの両タイトルをAMGメルセデスチームにもたらしている。

CLK GTRはフロントマスクやテールランプこそ初代『CLK』と共通イメージを持たせているが、シャーシはスチール製ロールケージ+カーボンファイバーコンポジットのモノコック、ボディはカーボンファイバーコンポジットというレーシングカーそのもの。エンジンもミッドシップに置かれるなど、市販のCLKとは中身は別モノだ。まさに「ロードゴーイングレーサー」の異名を持つスーパーカーである。

今回のオークションに出品される2台のうちの1台が、2005年式CLK GTRのクーペ。全生産台数25台のうちの1台で、シャシーナンバーは「13」。CLK GTRとしては、唯一の右ハンドル車である。

ミッドに置かれるエンジンは当時の『Sクラス』用の6.0リットルV12をベースにAMGがチューニングした6898ccのV12で、最大出力612psを発生。トランスミッションは6速シーケンシャル、軽量ボディはわずか1000kgの重量で、0-100km/h加速3.8秒、最高速320km/hという現在の水準から見ても遜色ないパフォーマンスを実現していた。

オークションに出品されるCLK GTRは、2005年1月に登録され、オドメーターの数値は25kmという極上車。新車当時価格は100万ユーロ(約1億3400万円)だったが、落札価格は37万 - 39万ポンド(約5435万 - 5730万円)と予想されている。

このクーペよりもさらにレアなのが、ロードスター。何しろ、全生産台数はわずか5台である。そのうちの1台、シャシーナンバー「2」が、オークションに同時出品される。クーペと同じく、唯一の右ハンドル車だ。

CLK GTRロードスターは、クーペをベースに脱着式ルーフやロールオーバーバーを採用したモデル。シャシーナンバー2は、2006年8月に登録され、走行距離34kmというこれまた極上車だ。新車当時価格は130万ユーロ(約1億7400万円)だったが、落札価格は43万 - 50万ポンド(約6315万 - 7345万円)と予測されている。

1990年代を代表するスーパーカーの1台が、CLK GTR。新車当時価格を考慮すると、落札予想価格は約半額とバーゲンプライスとも受け取れる。これだけの極上車、しかもクーペとロードスターの両方が同時出品されることは、今後ない可能性が高い。コレクターの間で早くも話題沸騰のオークション。1台、それとも2台まとめての落札となるのだろうか。

《森脇稔》

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