SEMAショーには5台のヒュンダイ『ジェネシスクーペ』が出展されていたが、中でも圧巻なのはV8エンジンをミッドシップに搭載した『RM460ジェネシスクーペ』だ。
ビルダーは、今季ヒュンダイ・ジェネシスクーペでフォーミュラドリフトに参戦しているリース・ミレン・レーシング(RMR)。ミッドシップにマウントされたエンジンはジェネシスセダンに搭載される4.6リッター「Tau」V8エンジンがベース。JEピストンにより11.0:1まで圧縮比を上げ、8個の独立したスロットルボディのインテーク、AEMのエンジンマネージメントシステム等でチューニングされ、500hpを発揮するスペシャル仕様だ。5速のシーケンシャルトランスミッションを介して後輪を駆動し、最高速度は182mph(293km/h)に達するという。
エンジンをミッドシップに移植するにあたり、リアシートは外され運転席背面には仕切り版が設けられ、トランクリッドもリアガラス部分を含んだ部分を開口部とするハッチバック仕様へと改造されている。