【メルセデスベンツ C250CGI 試乗】もう6気筒はいらない…森口将之

試乗記 輸入車
C250CGI
C250CGI 全 4 枚 拡大写真

これってホントに4気筒? というのが第一印象。『Cクラス』にはいままでもスーパーチャージド間接噴射の1.8リットルを積む「C200」があり、ゴーッといういかにも4気筒的なサウンドを響かせていたのに、直噴ターボのコイツはシューンと、まるでBMWのストレート6みたいにトップエンドまで回りきってくれるのだ。

ターボの効きもスーパーチャージャー並みにおだやか。トランスミッションがトルコン式ATであることも、加速のなめらかさにはプラスになっているし、エンジンの性格がフレキシブルなので5速でも不満はない。以前からCは4気筒と思っていたけれど、これでもう6気筒はいらない! と断言できる。

でも気になるのは10・15モード燃費がC200と同じ11.2km/リットルで、なぜか同じエンジンを積む「E250CGI」より悪いこと。エコをアピールするなら、もう少しがんばって燃費測定試験に臨んでほしかった!? ベーシックなC200より100万円以上高い価格を納得できるか、が選択のわかれめといえるだろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

森口将之|モータージャーナリスト
試乗会以外でヨーロッパに足を運ぶことも多く、自動車以外を含めた欧州の交通事情にも精通している。雑誌、インターネット、ラジオなどさまざまなメディアで活動中。著書に『クルマ社会のリ・デザイン』(共著)など。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る