【CES 10】自動車の比重が増す---世界最大規模の家電見本市 1月6日開幕

自動車 ビジネス 企業動向
2009
2009 全 6 枚 拡大写真

ラスベガスでおこなわれる年初恒例の家電見本市、「2010 International CES」が、7日より開幕する。会場はラスベガスコンベンションセンターほか。

【画像全6枚】

開幕に先立つ6日には早朝からLG、サムソン、東芝、パナソニック、ソニー、パイオニアといった主要家電メーカーのプレスカンファレンスが主にヴェネツィアンホテルで実施される。コンベンションセンターに隣接するヒルトンホテルでは、同日夕刻よりマイクロソフトのスティーブ・バルマー氏のキーノート・スピーチがおこなわれるほか、7日にはフォードのアラン・ムラーリ氏とインテルのポール・オッテリーニ氏が、また8日にはノキアのオリペッカ・カラスブオ氏とクアルコムのポール・ジェイコブズ氏がそれぞれ講演予定だ。

展示は7日より始まり、中央ホールと南ホール下層階はAV機器、南ホールの上層階は無線やホームネットワーク機器およびカメラ、そして北ホールでは車載端末やゲーム関連などに分かれる。

CESではここ数年、車載機器とそれに関連する分野の比重は次第に大きくなりつつある。キーノートスピーチでは、08年がGM会長(当時)のリック・ワゴナー氏、昨年はフォードのアラン・ムラーリ氏が壇上に立った。前述の通り、ムラーリ氏は今年もキーノートスピーカーとして予定されている。またマイクロソフトは車載情報端末向けプラットフォームのMicrosoft Autoをフォードなどの自動車メーカーと共に出展するなどしており、今年も韓国KIAとのコラボレーションによる「UVO」のお披露目の場としてCESを選んだ。

自動車関連でCESの注目点を挙げてみると、スマートフォンの普及と性能向上によるナビゲーション分野への参入と、それに対抗する形となったGARMINやTomTomなどGPSメーカーの通信分野への進出、Microsoft Autoに代表される車載情報端末プラットフォームの統合、そしてPHV/EVが本格的な普及段階に入るにあたって車両と通信との連携はどのように提示されるかなど、興味は尽きない。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
  4. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
  5. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る