【デトロイトモーターショー10】アウディのEVスポーツカー、eトロン が市販に向け進化

自動車 ニューモデル モーターショー
アウディeトロン
アウディeトロン 全 11 枚 拡大写真

アウディは11日、デトロイトモーターショーにおいて、EVコンセプトスポーツカー、『eトロン』の進化バージョンを初公開した。2012年の市販に向けて、さらに現実的な内容に仕上げている。

[写真:11枚]

eトロンは、昨年9月のフランクフルトモーターショーで披露。『R8』をベースに開発され、超一級の動力性能をゼロエミッションで実現するEVスポーツカーである。前後アクスルには2個ずつ、合計4個のモーターを搭載。トータルの最大出力は313psだが、最大トルクは459kgmという驚異的な数値を達成している。

2次電池は、蓄電容量42.4kWhのリチウムイオンバッテリー。ベース車両のR8同様に、ASF(アウディ・スペース・フレーム)シャシーに、アルミ&カーボン複合素材のボディを載せる手法を導入し、車重は1600kgに抑えられた。42対58という理想的な前後重量バランスも追求されている。

459kgmものトルクはフルタイム4WDの「クワトロ」を介して4輪に伝達され、0‐100km/h加速4.8秒、最高速200km/h(リミッター作動)の卓越したパフォーマンスを実現。最大航続距離248kmの実用性も兼ね備える。

アウディは今回のデトロイトに、eトロンの進化版を出品。ボディサイズは全長3930×全幅1780×全高1220mm、ホイールベース2430mmで、前回よりもひと回りコンパクトになった。2430mmのホイールベースは、R8よりも220mmも短い。

モーターはリアアクスルに2個と、前回の合計4個から半減。そのスペックは最大出力204ps、最大トルク270kgmに抑えられる。「これで十分」というアウディの判断だろう。

また今回、駆動方式はフルタイム4WDの「クワトロ」から、リアドライブ方式へ変更。新たに後輪の左右でトルク配分ができる「トルクベクタリング」を採用した。車両重量は前回よりも250kgも軽い1350kgに仕上げられ、0‐100km/h加速5.9秒、最高速200km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを発揮する。

2次電池は、蓄電容量45kWhのリチウムイオンバッテリー。充電は家庭用の16A、230Vコンセントで約11時間。32A、400Vの急速チャージャーを使えば、約2時間で完了する。最大航続距離は250kmと、前回同様の距離を実現した。

外観はフェンダーがグラマラスになったのが前回との違い。最新のLED技術を応用したヘッドランプは健在だ。ほとんどR8だった前回と比べると、EVスポーツカーらしい個性的なフォルムを獲得している。

アウディは、eトロンの考え方を反映させたEVスポーツカーを、2012年末までに市販する計画。昨年9月のフランクフルト初公開から4か月。eトロンは、かなり現実味を帯びてきたといえる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. これが日産『スカイライン』次期型だ! V6ツインターボをハイブリッド化で、最大420馬力
  2. 空冷ポルシェ911最終型「993」専門リマスター、Gunther Werksが日本上陸…オートダイレクトが独占販売
  3. 体感温度を約16度下げて熱中症対策、ペルチェ冷却×送風ファン搭載「氷脈ファン」発売
  4. これがレクサス『UX』次期型の顔だ! ハイブリッド継続で2026年内に登場か
  5. 新型トヨタ『ハイラックス』用GRパーツ登場! スタイルと機能性を両立した6アイテム
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. ボルボ・トラック、新パワートレイン発表…EVは航続700km実現
  4. 「ヤンチャEV」「欲しいぃぃ」ホンダの小型EV『スーパーワン』発売にSNS興奮!約340万円の価格に「安すぎる」の声も
  5. アウディA5シリーズにPHEVモデル追加、EV走行最長110kmを実現…1151万円から
ランキングをもっと見る