米国トヨタ、燃料電池車の実証実験を延長…2015年市販へ

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米国トヨタ販売は11日、燃料電池車の『FCHV-adv』100台以上を使用した実証実験を向こう3年間、カリフォルニア州とニューヨーク州で行うと発表した。

トヨタは2002年、SUVの『クルーガー』をベースにした『FCHV』を発表。日本と米国で、大学、企業、官公庁などを対象に実証実験をスタートさせた。米国には20台のFCHVが、カリフォルニア州に上陸した。

2008年には、進化バージョンのFCHV-advを発表。航続距離を1.5倍に引き上げて、実用性を高めた。最大航続距離は694km、燃費はガソリン車換算で28.9km/リットルを実現。これは米国専用SUV、『ハイランダーハイブリッド』の約2倍の燃費効率だ。

米国トヨタは今後3年間、カリフォルニア州とニューヨーク州で、100台以上のFCHV-advを大学、企業、官公庁にリース販売。燃料電池車の実証実験としては、米国内最大規模の台数だ。この実験で得られたノウハウを、2015年までに発売する市販車に反映させる方針である。

《森脇稔》

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