14日朝、岐阜県飛騨市内の市道で、凍結路面でスリップした乗用車やバスなど4台が関係する多重衝突事故が起きた。通報を受けて駆けつけたパトカーも現場で停止寸前にスリップし、最後部の車両へ追突。5台目の被害車両となった。
岐阜県警・飛騨署によると、事故が起きたのは14日の午前7時ごろ。飛騨市神岡町江馬町(N36.19.38.1/E137.18.29.9)付近の市道を走行していた軽トラックが凍結路面でスピン。後続の乗用車がこれに追突。道を塞いだところで進行してきたマイクロバスや乗用車が次々に突っ込み、車両4台が関係する多重衝突に発展した。
通報を受けた同署パトカーが現場に急行したが、停止寸前にスリップ。最後部に停車していた乗用車に追突し、5台目の被害車両となってしまった。すべての車両は小破。衝突速度が低かったこともあり、負傷者は出なかった。
現場は片側1車線で、緩やかなカーブ。事故を起こした車両の進行方向に下り坂となっていた。当時は路面にも約10cmの積雪があり、その下の凍結状態には気づきにくい状況だったようだ。