日本化薬、米国の安全部品子会社を解散へ

自動車 ビジネス 企業動向

日本化薬は26日、米国子会社であるライフスパーク社を2011年3月31日付けで解散することを取締役会で決議した。

ライフスパークは、日本化薬が、スクイブ、マイクロガスジェネレータなどの自動車安全部品ビジネスを拡大するため、日・米・欧での三極体制を構築するため、2000年に旧Quantic社の自動車安全部品部門を買収して設立した。

早期の黒字化をめざし、様々な生産性改善支援、経営支援を実施してきたものの、計画を達成出来ずに推移し、さらに2008年のリーマンショックに端を発した米国の自動車危機による需要動向変化の影響を受け、黒字化への目処が立たない状態になってきた。事業を継続するためには今後も継続的な資金投入が必要で、事業を継続することは困難であると判断、解散を決めた。

スクイブ事業は、日本化薬のチェコ子会社インデット・セイフティ・システムズが、マイクロガスジェネレータ事業は、メキシコにある同じく子会社のカヤク・セイフティシステムズ・デ・メキシコがそれぞれ引き継ぐ。

解散に伴って30億円の特別損失を計上する見通し。

《レスポンス編集部》

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