ルノーは9日、欧州向け『クリオ』（日本名：『ルーテシア』）に「20thアニバーサリー」を設定した。1990年に発売された初代クリオから、20周年を迎えるのを記念した特別仕様車だ。
初代クリオは、1990年にデビュー。欧州Bセグメントで人気を博し、累計400万台以上を販売するヒットとなった。1998年に登場した2代目は累計450万台以上、2005年発売の現行3代目は累計150万台以上をセールス。全世界で1000万台以上を販売するルノーの人気車種である。
20thアニバーサリーは、3ドア、5ドア、ワゴン、ルノースポール（R.S.）の全ボディタイプに設定。中でも、シリーズ最強のR.S.では、パールホワイトボディにブラックルーフという専用ツートン塗装を採用する。フロントバンパー中央部やヘッドランプ内部、リアのデフューザーはブラック仕上げだ。17インチのアルミホイール、「BeBop」を装着する。
シルバーグレーのシート地、サテンフィニッシュのトリムも専用。空調回りはクロームで仕上げられる。出力80WのMP3対応オーディオ、Bluetoothコネクティビリティ、クルーズコントロール、電動格納式ドアミラー、パワーウィンドウ、カーテンエアバッグなど、装備もグレードアップされている。
20thアニバーサリーは、3月から欧州主要国で販売され、価格は1万4350ユーロ（約177万円）から。R.S.は、2万4700ユーロ（約305万円）からの設定だ。
