「みんなのおかげで、東京でひとつになるというのはうれしいな」
大会会長としてスタートを宣言。沿道で応援する人の中に入り、最後のランナーを自ら迎えるなど、東京マラソン当日の石原都知事は大忙しだったが上機嫌だった。
雨にもめげず沿道の応援は絶えなかった。天候も昼過ぎには雨が上がり、ランナーは走りやすくなった。結果も男子フルマラソンの上位5位までを日本人選手が占めることができた。
記録の感想を問われ、「記録が出るにこしたことはないけど、本当のことをいうとマラソンの記録なんかどうでもいいんだよ。たくさんの人が無事走るってことが楽しいんでね。一種のお祭りだから」とも。
今回から新しく親子で走るファミリーランをスタートさせ、「将来のアスリートを育てる」と意気込む。調子に乗る都知事に「来年は知事も走りますか」の質問が飛んでも、「年齢を考えて物を聞いてくれ」と、冗談まで飛び出した。