バーレーンでの開幕戦から2週間たった28日、オーストラリアのメルボルンでF1第2戦が開催された。
ポールポジションは2戦連続でレッドブルのベッテルが奪ってスタート直後からリードを広げた。また、後続では雨模様のコンディションもあり、前戦優勝のアロンソ(フェラーリ)が第1コーナーでスピンを喫し、シューマッハ(メルセデスGP)もフロントウイングを大破するという波乱含みのオープニングとなる。
さらに小林可夢偉(ザウバー)が壊れた自分のフロントウイングに前輪が乗ってしまってコントロール不能となりながら他車を巻き込みながら大クラッシュし、0周でリタイアしてしまった。
26周目にトップを走るベッテルのマシンがブレーキトラブルでコースアウト。これによってバトン(マクラーレン)、クビサ(ルノー)、ハミルトン(マクラーレン)というオーダーに変わる。この後、ハミルトンはタイヤ交換でポジションを落とし、3位にマッサ(フェラーリ)が浮上した。そのマッサの後方にはオープニングラップに最高尾まで下がっていたアロンソがポジションを挽回していた。
終盤も各所でスリリングなバトルが展開されるなか、昨年のチャンピオンであるバトンがマクラーレン移籍後に初優勝を遂げた。
2位はクビサ、3位はマッサ。以下、ポイント獲得者はアロンソ、ロズベルグ(メルセデス)、ハミルトン、リウッツィ(フォースインディア)、バリチェロ(ウイリアムズ)、ウェーバー(レッドブル)、シューマッハの順。