【メルセデスベンツ E350ブルーテック ワゴン 試乗】説得力に溢れる本物のワゴン…島崎七生人

試乗記 輸入車
E350ブルーテック ステーションワゴン
E350ブルーテック ステーションワゴン 全 5 枚 拡大写真

7年振りのフルチェンジというが、いい意味で変わらないのが『Eクラスステーションワゴン』の特徴だ。

とくに1910リットルの容量を確保したラゲッジスペースは、広い開口部(リヤゲートは電動開閉式)、突起のないスクエアな空間、相変わらず堅牢な造りの後席折り畳み機構など、本物のワゴンとして説得力に溢れる。

一定の車高と乗り味を確保するリヤのエアサスペンション(とランフラットタイヤ)も、安定感、快適性を確保。先代より僅かにボディは拡大しているものの、取り回しも問題なしだ。

パワートレーンでは“BlueTEC”が注目のひとつ。3リットルのV6ターボディーゼルで、211ps/55.1kg-mの性能と13.4km/リットルの燃費を打ち出し、尿素水溶液を用い排ガス浄化を図るなどし、日本のポスト新長期規制にも適合。

どの場面でも力強い走りを見せ、ドライバビリティも良好なうえ、試乗中、メーター内の表示で、35km走行時点で15.6km/リットルの好燃費をマークしているのが確認できた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より「GOLD CARトップ・ニューカー速報」の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. 夏の風物詩「鈴鹿8耐2025」、2人体制のホンダが4連覇、6年ぶり参戦のヤマハは2位健闘
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る