神戸製鋼所は、バーレーン国のスルブ社から年産能力150万トンの天然ガスベース直接還元鉄プラント(DR)を受注した。
契約形態はフルターンキー契約で、設計から機器調達、工事やプラントの立ち上げまでの全工程を神戸製鋼が受注した。昨年12月に神戸製鋼の米国子会社がインド向けに受注した案件に続いての還元鉄プラントの受注となる。
世界の還元鉄生産量は2008年に過去最大の6800万トンに達したが、2009年は前年を下回る生産量となった。しかし、2010年に入り再び増加傾向にあり、神戸製鋼、ミドレックス社は今後も、ミドレックス法や第三世代の製鉄法「アイティ・マークスリー」の採用拡大を図ることで、清浄鉄源を安定供給していくとしている。