【ニューヨークモーターショー10】メルセデスベンツ Rクラス、フロントデザインを一新

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メルセデスベンツ Rクラス
メルセデスベンツ Rクラス 全 10 枚 拡大写真

ダイムラーは31日、ニューヨークモーターショーにおいて、メルセデスベンツ『Rクラス』のマイナーチェンジモデルを発表した。フロントを中心に手直しを受け、大幅にイメージを変えている。

Rクラスは2005年4月、ニューヨークモーターショーでデビュー。『Mクラス』『GLクラス』とシャシーを共用するMPVで、標準ボディとロングボディの2種類が設定される。しかし、販売面では苦戦しており、デビュー2年後の2007年、早くも改良モデルが登場。今回発表された2011年モデルでは、さらに大がかりな変更が加えられている。

外観はフロントを中心に、大きく手直し。グリル、ヘッドランプ、バンパー、ボンネット、フェンダーのデザインが一新され、メルセデスベンツの最新セダン&SUVに共通するテイストが与えられた。一方、リアの変更点は最小限に抑えられ、バンパーやテールランプが新デザインとなった程度だ。

エンジンは、ガソリン3、ディーゼル3の合計6ユニット。トランスミッションは、7速AT「7Gトロニック」だ。排出ガス性能は、全エンジンがユーロ5を満たす。

ガソリンは、「R300」が3.0リットルV型6気筒(231ps、30.6kgm)を搭載。「R350 4マチック」は3.5リットルV型6気筒(272ps、35.7kgm)となる。トップグレードの「R500 4マチック」は5.5リットルV型8気筒(388ps、54kgm)を積み、0‐100km/h加速6.3秒、最高速250km/h(リミッター作動)の実力だ。なお、R500 4マチックは、ロングボディだけの設定となる。

ディーゼルは、ショートボディだけの「R300CDIブルーエフィシエンシー」が、3.0リットルV型6気筒ターボ(190ps、44.9kgm)。欧州複合モード燃費13.16km/リットル、CO2排出量199g/kmと高い環境性能を実現する。「R350CDI 4マチック」は、同じエンジンの高出力版(265ps、63.2kgm)を搭載。ロングボディのみの「R350ブルーテック 4マチック」(211ps、55.1kgm)は、シリーズで唯一、2014年施行予定のユーロ6排出ガス基準に適合する。

インテリアは、素材や色合いの見直しで、クオリティをアップ。ツートンカラーが採用され、ベージュ+モカブラウン、アルパカグレー+ダークバソルトグレーの2種類が選択できる。オプションで、ナッパレザー仕様、ファブリック+人工レザー仕様も設定された。

また、AMGスポーツパッケージを新設定。ナッパレザー製バケットシート、パドルシフト付きスポーツステアリングホイール、アルミペダルなどがセットされる。

メルセデスベンツ乗用車部門のJoachim Schmidtマーケティング&販売担当取締役は、「新しいRクラスは、最もモダンで機能的なスポーツツアラー」と、PRしている。

《森脇稔》

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