プリウス プラグインHV、欧州18か国に200台導入へ

エコカー EV
プリウス プラグインハイブリッド
プリウス プラグインハイブリッド 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車とフランス電力会社EDF、ストラスブール市は現地時間の26日、『プリウスプラグインハイブリッド(PHV)』を利用した大規模実証実験をストラスブール市で開始した。

トヨタはストラスブール市に約100台のPHVを投入する。EDFは市内に約150基の充電スタンドを設置、車両識別や課金情報管理システムを搭載し、一部の車両はこのシステムにより充電プラグを介し情報交換を行うことが可能。

プロジェクトを通して、トヨタはPHV技術や車両の性能に関する研究開発、EDFは充電インフラの可能性を検証するとともに、PHVの理解促進、将来の普及に備える。

同日行われた記者会見で、トヨタの技術開発を担当する内山田竹志副社長は、プリウスPHVを欧州18か国に200台を導入することを明らかにした。トヨタは2010年半ばまでに全世界で600台のプリウスPHVを導入する計画。既に日本、米国、欧州の一部では納車を開始している。

プリウスPHVは、ハイブリッド車(HV)のプリウスの電池容量を増やし、家庭用電源から充電を可能とし、電池とモーターのみで走行できる距離を20kmまで拡大している。電気を使い切った後も通常のハイブリッド車としてガソリンを使用して走行できるため、長距離移動も可能な次世代エコカーだ。

トヨタでは、PHVを「電気利用の現実解」として、航続距離や充電インフラ面に不安要素のある電気自動車(EV)に対し優位性をアピール、普及を目指す。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  5. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る