益子三菱社長「成長への基盤づくりを」

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三菱自動車の展示ブース
三菱自動車の展示ブース 全 3 枚 拡大写真

三菱自動車工業は27日、2010年3月期決算と今期の業績予想を発表した。今期の世界販売は前期比17%増の112万1000台と大幅増を計画、営業利益は3.2倍の450億円を予想している。

関連画像:北京モーターショーの三菱ブース

世界販売のうち、もっともウェイトの高い「アジア・その他地域」を19%増の63万3000台としたほか、ロシアなどを含む欧州は16%増と各地域でプラスを目指す構えだ。

売上高は31.4%増の1兆9000億円、純利益は3.2倍の150億円を予想している。益子修社長は「ここ数か月で世界の販売は、以前よりポジティブにとらえられるようになった」と回復への手ごたえを表明。「楽にやり遂げられる数字ではないが、やり遂げて成長への基盤づくりとしたい」と必達を目指す方針を強調した。

10年3月期は営業利益が3.5倍の139億円と期初予想を下回ったものの、純利益は48億円(前期は549億円の赤字)と目標だった黒字転換を果たした。

《池原照雄》

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