日立金属の中期経営計画…小型エンジン向け部品に注力

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日立金属は27日、2012年度までの3年間の中期経営計画を策定した。市場のグローバル化が加速する中、材料開発をベースとしたモノづくりの総合力を強化し、持続的成長を目指す。

計画では、新興国の成長が世界経済を牽引していくことが予想されるため、グローバル展開を推進、海外売上高比率を今後3年間で50%に高める。このため、市場ニーズを捉え、それを的確にモノづくりに反映し、タイミング良く世界市場で製品を提供する。

また、事業の選択と集中を推進し、市場ニーズが高まる環境親和製品へ経営資源を集中する。エネルギー分野で省エネルギーに貢献するアモルファス、自動車・エレクトロニクス関連製品では製品の高効率モーターに不可欠な高性能マグネット、自動車のエンジンダウンサイジングで必要となる耐熱鋳造部品などを成長の牽引役とし、利益創出力を高めていく。

材料開発は、日立金属グループが社会に貢献し存在し続けるための源泉と位置付け、先進的な素材メーカーの地位を確立するために新製品売上高比率30%を目指し、製品構成の新陳代謝を図る。

経営目標では2012年度に売上高6000億円、営業利益650億円、経常利益600億円、最終利益300億円を目指す。

《レスポンス編集部》

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