24日に発表されたナビタイムの“WND”(Wireless Navigation Device)、『カーナビタイム』(WND-01K)は、当面auショップおよびカーナビタイムのウェブサイトのみでの販売となる見込み。
カー用品店や家電量販店などへの展開は「いずれおこなう方向で進めている」(ナビタイムジャパン開発本部企画部の篠原雄大氏)とのこと。
ナビ本体はオープン価格の設定だが、専売ショップの販売価格は4万3800円。国内家電ブランドのPND売れ筋モデルよりも若干安めのプライスタグを付けつつ、通信料はどんなに使っても525円の定額に抑えることでコストパフォーマンスを訴求する。
発表会では年3回の地図更新、ガソリンスタンド価格検索や、予測機能も盛り込んだオンデマンドVICS、プローブ、またグルメの口コミ情報など、ケータイ版「ナビタイム ドライブサポーター」相当のオンライン機能の魅力を強く訴える内容となった。パイオニア カロッツェリア『エアーナビ』が、この夏の新モデルでオンライン機能訴求を若干後退させたのとは対照的と言える。
「(これらオンライン系の)サービスは本体価格に含まれており、長年使うほどにお客様にメリットをもたらすだろう」と大西啓介社長は語り、年度内の目標として掲げた“5万台の販売”に自信を持つ。発売は7月を予定しており、夏休み行楽シーズン前の需要期でどのようなスタートを切るか、注目されるところだ。