光岡自動車は16日、4月に発表した同社の電気自動車(EV)『雷駆(ライク)』の予約受付を6月17日より開始すると発表した。エコカー減税の対象となっており、2010年度は1台あたり、114万円の補助金交付が確定しているという。
雷駆は、三菱『i-MiEV』にEVとしての完成度の高さを感じたとして、同車を基本車体とした、光岡のオリジナルEVとして制作された。一部にメッキ加工を施した前後バンパーに変更することで高級感のあるスタイリングに仕立てられている。また、全長の拡大と乗車定員を5名分確保したことで登録枠を軽自動車から登録車とした。
車体は、全長3570mm、全幅1475mm、全高1610mm。ボディーカラーは全5色となっており、その内の3色が特別塗装色。車体価格が428万円。納車は8月より開始する。
雷駆の販売は、同社の販売拠点に加え、法人向け販売窓口として、兼松、ユアサ M&Bにておこなわれ、販売方式はメンテナンスリースを基本とする。これにより、煩雑な政府他の補助金申請手続きをリース会社で実施するのでユーザーの負担が軽減することになる。
雷駆の販売開始に伴い光岡は、「今回は電気自動車企画の第1弾となり、これを同社の電気自動車元年と位置付け、車名もその名の通り、電気の根源である『電』で『駆動』するという意味で命名した。少しずつだが、充電器等のインフラも整備されつつある中、今後もより魅力的なクルマを提供していきたい」としている。