【カーナビガイド '10】ハンズフリーやInternet検索など魅力的なBluetooth機能群…GARMIN nuvi1460 インプレ後編

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
GoogleMapsで行きたい場所を見つけ、クリック。ここから自分のナビに転送したいと思っている人は多いはずだが、GARMINならそれができる。
GoogleMapsで行きたい場所を見つけ、クリック。ここから自分のナビに転送したいと思っている人は多いはずだが、GARMINならそれができる。 全 12 枚 拡大写真

まず目的地の検索だが、ここで威力を発揮するのが本機の最大の特徴であるInternet検索だ。これは本機と携帯電話を組み合わせ、Googleのデータベースをオンラインで検索する機能。常に更新され続けるGoogleを利用することにより、いつでも最新の情報を得られるのだ。

◆Internet検索のすごさを実感できる

さっそく使ってみよう。まず目的地の検索だが、ここで威力を発揮するのが本機の最大の特徴であるInternet検索だ。これは本機と携帯電話を組み合わせ、Googleのデータベースをオンラインで検索する機能。常に更新され続けるGoogleを利用することにより、いつでも最新の情報を得られるのだ。たとえ本機の購入後に新規オープンしたお店や施設であっても検索できるのだから、かなりインパクトのある機能だ。

操作は、目的地検索メニューの「Internet検索」をタッチしてあとは普通に検索するだけ。ジャンル検索と名前による検索が可能で、最寄り検索やルート上検索といった選択もできる。

操作やメニュー表示があまりにも違和感なく、簡単すぎるほど簡単な操作なので、ネットに接続していることを実感しにくい。検索に要する時間もごく僅かなのでなおさらだ。しかし、携帯電話を見ると確かにパケット通信が行われていることが分かる。試しに筆者の自宅周辺の飲食店を検索を試してみると、オープンしたばかりのトンカツ屋が検索できた。念のため、本体に保存されているデータから検索する通常の目的地検索をしてみたが、やはりこの御店は見つからない。Internet検索のすごさを実感できる瞬間だ。

検索したお店や施設へは電話もかけられる。本機はハンズフリー機能もあるので、画面のボタンをタッチするだけで通話可能。携帯電話を取り出す必要がなく、運転中でも通話できる。

◆ハンズフリーだけでもBluetoothを利用する価値がある

本気の目玉機能であるこれらInternet検索を使うには、DUN対応のBluetoothを搭載した携帯電話が必要になる。新しい機種でBluetooth搭載ならまず大丈夫だが、GARMINの日本での代理店である「いいよねっと」のウェブサイトに対応機種リストがあるので、事前に確認した方がいいだろう。

Bluetoothを利用した機能としてはInternet検索のほかに、ハンズフリーホン、天気予報、旅客機のフライト情報、Photos機能がある。日常的に便利なのはなんといってもハンズフリーホンだろう。この機能だけはDUN未対応のBluetoothでも使えるので、携帯電話の対応機種が多い。安全運転のためにもぜひ使いたい機能だ。

◆洗練されたナビ機能は相変わらずの完成度

目的地設定後のルート検索、ガイド機能はいつものGARMINそのものだ。道路以外をほとんど表示しないシンプルな地図に太い矢印を重ねてのガイドはあいかわらす見やすい。定評のあるGPSアンテナの高感度ぶりも相変わらずで、高架下など上空が開けていない場所でもかなり粘り強く受信し続ける。電源を入れた時の衛星の捕捉も非常に高速だ。

進化したと思わせるのが地図上のアイコン表示。本機の一つ前の1480からアイコン表示機能が強化され、200種類のショップ、施設のアイコン表示を細かく設定できるようになった。これがなかなか便利で、少し前のnuviシリーズを使っている人にはぜひチェックして欲しい強化ポイントだ。

そのほか、ガイド中に利用できる機能で強化されたものとしては、好評のエコルート機能がある。全体にインターフェースが作り直され、より見やすくなったほか、走行中の燃費をグラフで表示する機能が追加された。また、ECOチャレンジ機能でマップ画面にECO運転のスコアを表示することもできる。

◆パソコンとの連携を含めたユニークな機能も引き続き搭載

シンプルが信条のnuviシリーズだが、同時にユニークな各種機能を搭載していることでも知られている。簡単に紹介すると、パソコンにコピーしてGoogleEarthに表示できる走行軌跡データ、ネットに公開されている写真を閲覧してその場所に案内するPhotos機能、電卓や世界時計などのツール群、登録地点を一括登録できるカスタムPOI、無料で利用できるオービスデータ、ネットからダウンロードできるユニークな自車アイコンなどなどだ。

すべての機能を紹介することができないが、今回はGoogleMapsとの連携機能を紹介しよう。これはGoogleMapsで検索した地点をワンタッチで1460に転送できるというもの。国産ナビを使っている人が泣いてくやしがるほどの便利機能だ。

まず、1460とパソコンをUSBの大容量記憶装置モードで接続しておく。続いてGoogleMapsで行きたいところを検索、見つかったらその場所をクリックしてバルーンから「その他」-「送信」を選ぶ。送信先に「GPS」の「Garmin」を選ぶと初回だけはプラグインのインストールを求められるが、2回目以降はすぐに送信できるはずだ。

あとは1460を普通に操作し、「お気に入り」を開くと転送した地点が登録されている。GoogleMapsの送信機能に対応しているナビはGARMIN製品だけだ。

《山田正昭》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る