【電気自動車普及協議会】シムドライブとの違いは団体ならではの影響力

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電気自動車普及協議会設立発表会
電気自動車普及協議会設立発表会 全 5 枚 拡大写真

6月29日に旗揚げした電気自動車普及協議会(APEV)は、ベネッセホールディングス取締役会長の福武總一郎氏が会長を務め、企業や団体から会員を募る方式など、昨年8月20日に設立された電気自動車(EV)の技術開発企業シムドライブといくつかの共通点がある。

しかもシムドライブと、同社代表取締役社長清水浩氏が陣頭指揮をとる慶応義塾大学電気自動車研究室は、APEVの参加企業・団体にも名を連ねている。2つの集団の関係はどうなのか。記者発表会場に列席していた清水氏に伺った。

「APEVが任意団体であるのに対して、シムドライブは企業という大きな違いがあります。参加費用も協議会は10万円ですが、わが社の場合は2000万円と大差があります。それにEVを手がけている企業はシムドライブを含めて数多く存在します。バラバラにやっているよりは集まって行動するほうが影響力はある。APEVはそのための組織であると考えています」

また清水氏はAPEV設立の背景について、以下のように語った。

「APEVはひと月前に設立のための準備会ができたばかりなので、詳細はわかりませんが、やはり福武会長の強い意志が設立につながったといえるでしょう。昨年8月からシムドライブの会長として業務を務められたことで、こういうパブリックな組織が必要であると認識したのではないかと思っています」

シムドライブは今年1月22日、先行開発車事業第1号に参加する企業・団体やデザイナーを発表した。現在はこの第1号車の開発中であり、今年度末には公開する予定とのこと。この作業が一段落ついた段階で、続く第2号車の参加企業・団体を募っていきたいという。

《森口将之》

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