ホンダの伊東孝紳社長は20日の記者会見で、中国で起こったストライキについて、「いろいろ事情は聞いているが、従業員のみなさんとわれわれ現地のマネジメントとの会話が不足していたためだったと思う」と述べた。
ホンダの海外進出は日本の自動車メーカーのなかでは早く、現地の従業員と協調しながら工場運営を上手くやってきたという歴史がある。しかし、最近は「それがおろそかになっていた」という。その結果、今回のストライキにつながってしまったと見ている。
「一番大事なのはコミュニケーション」と伊東社長は語り、それをもう一度充実させる方針を打ち出した。現在、役員クラスから現場監督まで、その対応策を打っているところとのことだ。