【東京コンクール・デレガンス】出展車紹介 アルファやマセラティなどイタリア勢が魅せる…クラスC

自動車 ニューモデル モーターショー
O.S.C.A MT4-Tipo 2AD
O.S.C.A MT4-Tipo 2AD 全 5 枚 拡大写真

「クラス C」は1946〜1960年の、いわゆる“ポスト・ウォー”(戦後)モデル。この頃になると、クラシックカーの象徴たる独立式フェンダーが消え、一気にモダンなスタイリングとなる。

そして第二次大戦の痛手から立ち直ろうと、欧米各国のメーカーが怒濤のごとく新型スポーツカーやレーシングカーを生み出し始めるのだ。

中でも今回の東京で粒ぞろいなのが、アルファロメオ、マセラティといった老舗から、チシタリアやO.S.C.A.(オスカ)といった小メーカーの傑作が揃うイタリア勢だ。

そのスタイリングは戦時中の鬱憤を晴らすかのように華やかで、喜びに溢れている。特に今回出品されるピニンファリーナ製ボディの『チシタリア』や『アルファロメオ 6C2500』のような戦後すぐのモデルは極めて貴重で、美しい。ちなみに昨年の東京コンクール・デレガンスでは、このクラスに相当する1951年式「マセラティ A6G 2000 クーペ by ビニャーレ」がベスト・オブ・ショウに選ばれている。

■クラスC:ポストウォー クラシック 1946−1960年 出品車

・1947年 アルファロメオ 6C2500 フレッチア・ドーロ (イタリア)
・1948年 チシタリア 202 SC クーペ by ピニンファリーナ (イタリア)
・1948年 マセラティ A6GCS シリーズ1 (イタリア)
・1949年 ジャガー マーク V D.H.C. (イギリス)
・1949年 マセラティ A6-1500 クーペ by ピニンファリーナ (イタリア)
・1950年 ロールズ・ロイス シルバー・レイス D.H.C. by フリーストーン&ウェッブ (イギリス)
・1950年 ロールズ・ロイス シルバーレイス リムジン by フーパー (イギリス)
・1954年 モレッティ 750 スポーツ ザガート (イタリア)
・1954年 ベントレー Rタイプ コンチネンタル by H.J. マリナー (イギリス)
・1955年 O.S.C.A. MT4 ティーポ 2AD (イタリア)
・1955年 ポルシェ 356 スピードスター (ドイツ)
・1956年 ランチア アウレリア B24 コンバーチブル (イタリア)
・1957年 アルファロメオ 1900CSS クーペ by トゥーリング (イタリア)
・1957年 アルファロメオ ジュリエッタ スプリント ヴェローチェ (イタリア)
・1958年 ベントレー S1 コンチネンタル サルーン by H.J. マリナー (イギリス)
・1960年 ジャガー XK150 3.8S ロードスター (イギリス)

《丹羽圭@DAYS》

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