今回の東京コンクール・デレガンスに登場するのは、クラシックカーばかりではない。
“自動車の未来”を象徴する特別企画展では、話題のEV(電気自動車)であるテスラ『ロードスター』や三菱『i-MiEV』、そして燃料電池車のホンダ『FCXクラリティ』といった最先端のエコカーが展示される。
またコンクール・デレガンスのもう一つの華と言えるのが最新のコンセプトカーだ。日産は昨年のジュネーブモーターショーやイタリアの「ヴィラ・デステ」に出品したスーパースポーツのコンセプトカー、インフィニティ『エッセンス』を出展。
またベントレーは昨年「ペブルビーチ」で発表した新型フラッグシップ『ミュルザンヌ』、そして『コンチネンタルGTC』の高性能バージョンである新型『コンチネンタル・スーパースポーツ・コンバーチブル』をお披露目する。
今年100周年を迎えるアルファロメオは『MiTo』のプレミアム&スポーツバージョンとなる『MiToクアドリフォリオ・ヴェルデ』を展示。さらに新開発のデュアル・クラッチ・トランスミッション「アルファTCT」を搭載したMiToや、2011年に国内投入予定の新型『ジュリエッタ』を日本で初公開する予定だ。
メルセデスベンツは1950年代の名車『300SL』ガルウィングと共に、その300SLへのオマージュとも言える最新モデル、メルセデスベンツ『SLS AMG』を披露。ポルシェは新型『911ターボS』、『カイエン・ターボ』、『パナメーラ』を、ジャガーは新型『XJ』を会場に持ち込む。
エンターテイメント性あふれるモデルとしては、映画「バットマン」シリーズの2作目『バットマン・リターンズ』(1992年)に登場したバットマンの愛車『バットモービル』も登場。故マイケル・ジャクソンも同型車を一時所有したと言われるモデルで、数あるバットモービルの中でも人気のある一台だ。