ポルシェカレラカップジャパン 第6戦…安岡選手、第3戦以来の表彰台頂点に

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第6戦
第6戦 全 5 枚 拡大写真

2010年シーズンのPCCJ(ポルシェカレラカップジャパン)は、7月24日(土)に第6戦の予選と決勝、そして25日(日)に第7戦が、スポーツランドSUGOを舞台に開催される。

その菅生ラウンドにはクラスAから12台、クラスBから2台の計14台がエントリー。夏休み、さらにはスーパーGTの併催ということもあり、快晴となったサーキットには多くの家族連れが集まることとなった。

まずは、24日の公式予選。気温は30度を超えジリジリと太陽が照りつける中、ゼッケン1番清水康弘選手(クラスA)を先頭に各車コースへと飛び出す。アウトラップ直後に1分26秒707のタイムをマークしたのは、ベテランのゼッケン5番高見沢一吉。今シーズン全戦でポールポジションを獲得しているゼッケン清水選手もこのラップをなかなか破ることができない。

高見沢選手がトップをキープしたまま膠着状態となった予選。専有走行後にブレーキパッドを交換したゼッケン10番の安岡秀徒選手が、残り20分を切った段階でいよいよアタックを開始する。ここでなんと1分25秒909を叩き出し一気にトップに立った。安岡選手はさらに1分25秒565までタイムを削り、堂々のポールポジションを獲得する。

そして午後からの決勝レース。依然として強い日差しが照りつける中、鋭いエキゾーストノートを響かせながら14台の997GT3カップが一斉にスタートする。「前のレースでスタートのイメージはできていた」と語る安岡選手が絶妙な飛び出しを見せ、トップのまま1コーナーを通過。以下、清水選手、高見沢選手、ゼッケン77番水谷晃選手、ゼッケン4番林久盛選手と予選のままのポジションで続いていく。

「この路面コンディションであればタイヤの温まりは関係ないので行けるところまで行きました」と後にレースを振り返った安岡選手は、1分26秒台のファステストラップを次々と更新。アグレッシブな走りを見せると、2位清水選手との差をラップを重ねるごとに広げてみせる。レース中盤の6周目の段階でその差は7秒以上。翌日のポールポジションを決めるベストラップ獲得を目指した清水選手がペースを上げるものの、安岡選手は一度もベストラップを譲らない。結局、2位に8.959秒もの大差をつけ、第3戦以来のシーズン2勝目を飾った。

表彰台で高々と拳を上げた安岡選手は、「思っていた以上に余裕をもってレースを戦えました。明日の決勝に向けベストラップを獲れたのも大きいです」と汗を滴らせながら笑顔を見せる。一方、勝利を逃した清水選手は、「いつも僕がやっているレースをやり返されてしまいました。あんな気分になるんですね」と肩をすくめていた。

一方のクラスBでは、ゼッケン15番神取彦一郎選手がゼッケン48番大久保仁選手を振り切りシーズン3勝目。「これでようやく勝ち星がイーブンになりました。僕にとってはこれからが開幕戦です」と喜びを語った。

《根賀亮仁@DAYS》

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