【日産 マーチ 新型発表】フィットHV が130万円ならばギブアップ

自動車 ニューモデル 新型車
マイクラ(日本名:マーチ)
マイクラ(日本名:マーチ) 全 6 枚 拡大写真
新型『マーチ』は20km/リットルの実用燃費に自信があると開発陣。ハイブリッド並みの燃費をたたき出すクルマが123万円のプライスとなるとこれは事件である。

コンパクトカークラスのライバルとなる、今秋発売される『フィットハイブリッド(HV)』の予想価格について日産自動車商品企画室石塚正樹チーフ・プロダクト・スペシャリストに尋ねてみた。

「150万円程度という報道がありますが、このクラスで30万円の価格差はまったく競合いたしません。目もくれずにマーチを買っていただけると思います。ホンダさんが思い切って140万円で挑戦してきたとしても影響は少ないと思います。万が一、130万円でハイブリッドを出してきたら我々はお手上げですね(笑)」

「でもホンダさんもHV以外のフィットとの価格設定上、130万はあり得ないでしょう。やれるモンならばやってみろ、といった心境です」

「日産はコンパクトカーの燃費改善のための技術としてハイブリッドではなくアイドリングストップを含めたガソリンエンジンの改良が性能的にもコスト的にもベストと判断いたしました。実用燃費では負けるつもりはありませんし、ハイブリッド車というイメージに対して消費者が支払える金額は、このクラスではシビアだろうと考えています」

エコカー補助金が終わる今秋以降、加熱すると想像されるコンパクトエコカー戦争。ホンダは上はトヨタ『プリウス』に、下は日産マーチに価格競争を迫られた格好だ。マーチは挑戦者として先手を打ったことになる。

《三浦和也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ブリッド、高級スウェード調生地採用の新型リクライニングシート「ガイアススリー・レイムス」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る