【チャイルドシート】正しく装着できていないユーザーは多い

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チャイルドシート(CRS)に潜在するもうひとつの問題は「正しく装着されていることは極めて少ない」ということだ。CRSはクルマのシートにきちんと固定されて、初めてその真価を発揮するのだが、大半のユーザーは正しく装着できていないという。

アップリカがユーザーを対象に行ったアンケートでは「チャイルドシート使用時、赤ちゃんを正しく安全に乗せられていると思いますか?」の問いに対し、「自信がある/まあまあ自信がある」と答えたユーザーは82%に達していた。

しかし、同時期に日本自動車連盟(JAF)が行った調査では、約40%のユーザーがミスユース、つまり「間違った装着や使い方」をしていたことも判明した。最も多いのは「締め付け不足」で、CRSがクルマのシートへ適切に固定されておらず、本来の性能を発揮できない状態にあった。アップリカのアンケートで「自信がある」と回答したユーザーも、実際にはきちんと装着できていない可能性が高いとみられる。

置いてあるだけのCRSでは何の役に立たないというのは、リアルステージの事故が証明している。大切な子供の命を守るためには「常時使う」ことを徹底することはもちろん、使用前に「シートへ適切に固定されているか」をチェックすることも心がけたい。

《石田真一》

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