トヨタ自動車は25日、ロシアで開幕したモスクワモーターショーにおいて、大幅改良を加えた『ハイランダー』を発表した。
初代ハイランダーは2000年に発売。日本では『クルーガー』として販売されていたモデルである。2代目ハイランダーは、2007年2月のシカゴモーターショーでデビュー。日本ではクルーガーが『ヴァンガード』にバトンタッチしたため、2代目ハイランダーは北米専用SUVとなった。現在は中国市場へも投入されている。
トヨタはハイランダーをロシア市場でリリースするにあたり、大幅な改良を実施。グリル、バンパー、ボンネット、ヘッドライトと、フロントセクションはモデルチェンジを受けたかのように一新された。リアはテールランプとバンパーを変更する。
ロシア向けのエンジンは1種類。3.5リットルV型6気筒ガソリンで、最大出力273psを引き出す。トランスミッションは、5速ATを組み合わせる。
ハイランダーはトヨタのロシア戦略において、重要な役割を担うモデルとなる。また、主力の米国市場では2011年モデルとして、年内に登場する見込みだ。