VWグループ世界販売11.2%増、中国が牽引…8月実績

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フォルクスワーゲングループは10日、8月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は、54万5500台。前年同月比は11.2%増を達成した。

今年1‐8月累計では、前年同期比13.4%増の470万台を販売。市場別では、中国が41%増の129万台をセールスし、牽引役を果たした。現地では、『ラヴィダ』、『パサートLingyu』、『ジェッタ』、『ボーラ』を中心に好調な販売を記録する。

米国では、前年同期比22.1%増の23万9300台を販売。欧州は、2%減の220万台とわずかに減少した。欧州では、地元ドイツが19.4%減の67万8600台にとどまったものの、スペインが26.9%増、英国が23.6%増と好調だった。

また、ロシアは前年同期比21.9%増の7万9800台と、インセンティブ導入の効果で回復。インドも125.5%増の2万6000台と大きく実績を伸ばした。

ブランド別では、フォルクスワーゲンの乗用車部門が、『ゴルフ』や『ティグアン』人気により、前年同期比13.4%増の298万台を達成。アウディは17.9%増の72万6600台、シュコダが13.2%増の49万3200台、セアトが1.1%増の23万1100台となった。

フォルクスワーゲングループのクリスチャン・クリングラー販売担当取締役は、「1-8月世界販売は順調。しかし、世界経済の行方には、不確定要素もある」と語り、気を引き締めている。

《森脇稔》

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