車に乗ったまま入退場を管理 マルチICタグカードを大日本印刷が開発

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入退場管理用ID認証マルチICタグカード。非接触ICタイプのID証(表)
入退場管理用ID認証マルチICタグカード。非接触ICタイプのID証(表) 全 2 枚 拡大写真

大日本印刷は、工場の敷地内などへの車での入退場と、オフィスなどへの徒歩での入退場の管理が1枚で行える入退場管理用マルチICタグカードを開発した。

新開発のマルチICタグカードは、通信距離の長いUHF帯ICタグ用ICチップと通信距離の短い非接触ICカード用ICチップを搭載した「X」タイプと、通信距離の長いICチップと接触式の磁気ストライプを搭載した「Y」タイプの2種類。

両タイプとも、通信距離の長いUHF帯のICチップを搭載することで、工場やオフィスの駐車場ゲートを通過する場合、車両に乗ったままマルチICタグカードをかざすだけで、入退場のセキュリティチェックが可能となる。工場やオフィスなどの建物へ徒歩で入場する際には、すでに設置されているゲートシステムの仕様に応じて、カードをリーダーに近づける非接触式のXタイプ、カードを磁気リーダーに通すYタイプのどちらかを使用してゲートを通過する。

ナンバープレート認識など車両個別認識技術を取り入れた車両入退場管理システムと組み合わせることえで、車両と搭乗者を紐付けてより厳格な管理を行うことも可能。

ETCカード同様、車内で利用するカードとして素材に耐熱性の高いポリエステル樹脂を採用した。

価格はXタイプ、Yタイプともに1000枚セットなら1枚1000円。

今年6月、マツダの宇品工場の敷地内を乗用車で侵入して12人を殺傷する事件が起きたが、このカードを利用すれば車両に乗ったままセキュリティチェックできる。

《レスポンス編集部》

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