フォルクスワーゲンは29日、パリモーターショー開幕前のプレスイベントにおいて、大幅改良を施した『パサート』を発表した。
最大のポイントは、スタイルの変更だ。フロントマスクをはじめ、サイドドアやリアなど、ルーフ以外のボディパネルは、ほぼすべてが一新された。モデルチェンジを受けたような変身ぶりだ。
ボディタイプは、引き続きセダンとワゴンの2種類。ボディサイズは全長がセダン4769mm、ワゴン4771mmで、従来よりも4mm伸びた。1820mmの全幅と1474mmの全高は変わっていない。
インテリアは、ダッシュボードのデザインを変更。各種ダイヤル類のデザインも改められた。シートにはヒーター&クーラー機能が用意され、従来よりもラグジュアリー志向を強めている。
エンジンは全10ユニットで、燃費は最大で18%向上。ガソリンは、1.4リットル直列4気筒TSI(122ps)、1.8リットル直列4気筒TSI(160ps)、2.0リットル直列4気筒TSI(210ps)、3.6リットルV型6気筒 (300ps)。ディーゼルは、1.6リットル直列4気筒ターボのTDI(105ps)が、欧州複合モード燃費23.8km/リットル、CO2排出量109g/kmとクラストップレベルを実現する。
新しいパサートは、欧州では11月半ばから販売開始。フォルクワーゲンは大幅改良を施したパサートを、「7代目モデル」と呼んでいる。