新型MacBook Air、米アップル担当者が解説

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米アップル担当者による新型MacBook AirとiLife ‘11のポイント 新型MacBook Air
米アップル担当者による新型MacBook AirとiLife ‘11のポイント 新型MacBook Air 全 8 枚 拡大写真

 25日、米アップル(Apple)から「MacBook Air」と「iLife '11」の担当者が来日。東京のアップル・ジャパン本社にて、プレス向けに説明会を行なった。

【画像全8枚】

■「iPadの経験を活かした」MacBook Air

 新型MacBook Airを紹介したのは、ハードウェア担当のHolly Shelton氏。改めて新型MacBook Airにおける「コンパクトさ」「高速起動」「フラッシュストレージ」「軽さ」といった特長を説明した。

 MacBook Airは今回、新たに11.6型を加え、13.3型との2ラインアップとなった。11.6型はわずか1.06kgと軽量だ。実機を目の前にすると、その薄さや軽さ、コンパクトなボディに目を見張る。12型近辺のノートPC需要が高い日本市場においては、魅力的な製品と言えるだろう。64GBのフラッシュストレージを搭載したエントリーモデルが88,800円~という価格も見逃せない。

 iPhone 4と新型iPod touchで実装済みのビデオ通話機能「FaceTime」も搭載。Shelton氏はその場で新型iPod touchとの通話デモを行なったが、どちらも可搬性が高いこともあり「動きながら」の通話には最適かもしれない。デスクトップPCや大型のA4ノートにはない、フレキシブルなビデオ通話を楽しむことができる。また、両モデルともにキーボードはフルサイズを搭載し、スピーカーはキーボードの裏側のボディに組み込んである。動画視聴のデモでは、実作業ではさほど遜色ない音が聞こえてきた。

 通常のHDDの約2倍のデータアクセス速度をもつというフラッシュストレージの採用も、大きなポイントの1つだ。アップルでは今回、チップを筐体に直接埋め込むことにより、アクセスの高速性とともにボディのコンパクト化を図った。これにより空いたスペースに大容量のバッテリを備えることで、11.6型では最大で約5時間、13.3型では最大で約7時間の駆動を可能とした。

 フラッシュストレージの恩恵は、高速起動にも顕著に現れる。「iPadでの経験を活かした」(Shelton氏)とのことで、作業したい時に高速にPCが立ち上がるのだ。こうしたiPad的な使用感は「スタンバイモード」でも明らかだ。これは、MacBook Airをスリープ状態にすると切り替わるモードで、いちいちPCを終了させなくても「起動待ち」の状態が続くというもの。例えば自宅で作業して、そのままスタンバイモードで会社に出かけ、自宅に戻ったら即座にPCが使用できることになる。フル充電の場合、この状態でのバッテリは最大30日間もつとしている。

 そのほか、「MacBook Proの13.3型と同じ」(Shelton氏)という統合型グラフィックスのGeForce 320M搭載により、高い描画性能を備えるとも説明。そのグラフィックス性能と相まって、11.6型で1,366×768ピクセル、13.3型で1,440×900ピクセルを誇る高解像度液晶は、写真・動画の美しさを引き立てるのには十分な画面である。

■「iMovie'11」は、手軽にプロ顔負けの編集も可能

 画像・動画・音楽の統合ソフト「iLife'11」は、アプリケーション担当のRichard Townhill氏が説明にあたった。画像ソフトの「iPhoto'11」、動画ソフトの「iMovie'11」、音楽作成ソフトの「GarageBand'11」をパッケージしている。

 iPhoto'11のポイントは、「フルスクリーンモード」。これもiPadでの写真表示にならったような印象だ。整理用のタグとして「イベント」や「人々」、「撮影地」などを設け、写っている人、撮影した場所、撮影日時などをもとに整理。説明会では27型のiMacで見たせいもあるが、大画面上にずらりと仕分け別に写真が並ぶさまは圧巻だ。

 色補正やエフェクトなどが数ステップで完了するほか、Facebook、FlickrなどSNSとの共有機能、メール送付の機能も強化。自分だけの写真集「フォトブック」や凝った装飾の活版印刷カードも作ることが可能で、実際に仕上がった写真集やカードは非常に美麗で、まるで普通に販売されている製品のようであった。

 音楽のGarageBand'11は、自宅で音楽を作成する人たちの定番ソフトになりつつある。今回の新機能としては、ピッチの合った楽器に合わせてギターなどの演奏の譜割りを自動的に合わせてくれる「グルーブマッチング」が興味深い。デモ演奏では、ピッチの合ったドラムと譜割りがずれまくったギターの演奏が収録されていたのだが、グルーブマッチングの設定を行なうことで、不思議なことに「完璧な」演奏に早変わりした。ドラムをガイドラインにして、何とかギターを弾くことができる人なら、すぐに形の整ったバンド演奏デモができあがる。

 レッスン機能の「グループレッスン」も面白い。これはピアノとギターの練習が行なえる機能で、説明会ではスタッフがUSB接続の音楽キーボードでピアノの練習曲を弾いた。曲の進行に合わせて弾くべき鍵盤がマーキングされていき、それに合わせて弾けば見本通りの演奏になるという寸法だ。カラオケの採点のように「%」表示で到達率が表示されるのもポイント。別売りでは「アーティストレッスン」も用意され、これを用いればStingやDeath Cab For Cutieといったアーティストのレッスンを受けることも可能となっている。

 iLife'11の説明で最も目を引いたのは、iMovie'11。新たに備わった「予告編」機能では、非常に簡単なステップで、まるで映画の予告編のようなトレイラームービーを作成可能だ。アドベンチャー、ドラマ、ロマンティックコメディなど15種類のテンプレートが用意され、ストーリーボードに従って動画素材を置いていけば完了。バックトラックには、ロンドン交響楽団によるダイナミックなオリジナルサウンドトラックが鳴り響き、まるでプロが作成したような映像が完成するのである。

 そのほか「リクエストが多かった」(Townhill氏)新機能として、オーディオ編集機能を強化。すべてのオーディオ波形を表示し、音量スライダを用いることで直感的にボリューム調整を行なうことができる。これによって、バラツキのあるホームムービーの音声が均一なボリュームで統一されることになる。

 iLife'11は、現在発売中のMacに同梱されるほか、アップグレード版は4,800円、1世帯につき5台のMacまでインストール可能なファミリーパックは7,800円。なお、Mac OS X10.6(Snow Leopard)が必須となっている。

米アップル担当者による新型MacBook AirとiLife '11のポイント

《小口@RBBTODAY》

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