【ITS世界会議10】パナソニック、PLCを自動車にも応用か

自動車 テクノロジー ITS
PLC
PLC 全 3 枚 拡大写真

パナソニックは釜山で開かれているITS世界会議2010に、電力網を通信ネットワーク網に変換する「PLC(パワー・ラン・コミュニケーション)」を出展した。EVの普及を見据えて今後は自動車向けに応用する可能性を示唆した。

【画像全3枚】

PLCは、これまで電気を送るだけだった電気配線に、情報信号を乗せて送ることができる通信技術で、パナソニック独自の通信方式を採用している。PLCを利用すれば、従来から設置されている家庭内の電気配線をLANケーブルのよう使用してPCLネットワークを構築することができる。

PLCアダプターは、日本では約6000円で市販されている。現在は家庭用の技術だが、これを自動車向けに応用することで、既存技術の延長上に成り立つEV時代のスマートグリッド構築を目指している。

なお、25日に同社は、PLCの通信技術がIEEE SA(スタンダード・アソシエーション)で、IEEE1901標準技術方式として正式に承認されたと発表した。独自のPLC通信方式が、世界標準化へ大きく前進した格好だ。

《土屋篤司》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  3. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  4. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  5. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る