【ITS世界会議10】T-money と MYbi 、韓国版電子マネー戦争

自動車 テクノロジー ITS
韓国 電子マネー
韓国 電子マネー 全 11 枚 拡大写真

ソウル市をはじめとして、韓国全土に利用可能店舗を展開している非接触電子マネーが『T-money』だ。T-moneyを運用しているコリア・スマートカード株式会社(KSCC)は、2003年10月にソウル市とエレクトロニクス企業のLGが共同出資して設立された。

【画像全11枚】

LGの関連会社でITソリューションとコンサルティング事業をおこなっているLG CNSのオ・ジンス氏は、「KSCCは鉄道・バスなどの公共交通機関を中心に利用拡大を図り、2007年にはタクシーへの導入を実現した。現在では、駐車場やプール、コンビニなど多くの施設で利用でき、利用者900万人、1日あたりの平均利用回数は3500万回に及び、韓国で最も普及している電子マネーだ」という。

KSCCは観光客にも積極的な普及拡大を図っており、LGは複数言語に対応しT-moneyのチャージが可能なタッチパネル式券売機をソウルの仁川国際空港を皮切りに展開するという。

この券売機で販売される切符は、1回券のみ。チャージ可能なT-moneyはコンビニや駅の窓口などで購入する必要がある。なお、1回券も紙ではなくICチップが埋め込まれたスマートカードとなっている。

中国・上海の地下鉄なども切符のICカード化が完了しているが、これらと異なるのは、必ずデポジットとして500ウォン(約40円)が徴収されること。使用後、デポジットマシーンに使用済みカードを投入することでデポジットが戻ってくる。

一方T-moneyに対抗してロッテグループが展開するのが『MYbi(マイビィ)』。デパートを初めとして映画館や野球観戦チケットなどロッテの得意分野であるエンターテインメント分野を武器として利用者を集めている点が特徴だ。とくに釜山はロッテ・ジャイアンツの本拠地でもあり、グループ挙げて積極的な売り込みを図っている。

いずれのサービスも非接触決済の利点を活かしてカードという形状にとらわれることなく、ケータイストラップ状やディズニーなどキャラクターを前面に押し出したスマートパスを展開している。T-moneyとMYbi、日本に劣らず韓国の電子マネー戦争も熱を帯びてきた。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 空冷ポルシェ911最終型「993」専門リマスター、Gunther Werksが日本上陸…オートダイレクトが独占販売
  2. これが日産『スカイライン』次期型だ! V6ツインターボをハイブリッド化で、最大420馬力
  3. これがレクサス『UX』次期型の顔だ! ハイブリッド継続で2026年内に登場か
  4. 体感温度を約16度下げて熱中症対策、ペルチェ冷却×送風ファン搭載「氷脈ファン」発売
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり復活、2026年秋初公開へ「シリーズ展開」も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. ボルボ・トラック、新パワートレイン発表…EVは航続700km実現
  4. 「ヤンチャEV」「欲しいぃぃ」ホンダの小型EV『スーパーワン』発売にSNS興奮!約340万円の価格に「安すぎる」の声も
  5. アウディA5シリーズにPHEVモデル追加、EV走行最長110kmを実現…1151万円から
ランキングをもっと見る