【F1アブダビGP】大逆転、史上最年少チャンピオンとしてベッテル戴冠

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ベッテル(レッドブル)優勝
ベッテル(レッドブル)優勝 全 4 枚 拡大写真

ついに混沌を極めた2010年F1ワールドチャンピオンシップが決した。今シーズンの価値あるドライバーズチャンピオンに見事に就いたのは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)!

【画像全4枚】

23歳134日でのチャンピオン獲得はハミルトンの記録を抜いて史上最年少記録も更新し、ブラジルGPで決定していたコンストラクターズチャンピオンと合わせて栄光のダブルタイトル獲得をベッテルがレッドブルにもたらせた事になる。

アブダビGP、前日の予選でポールポジションを獲得していたベッテルは、暫定ポイントリーダーのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)から15ポイントのビハインド。予選3番手のアロンソが決勝でも3位に入るとフェラーリ加入1年目でワールドチャンピオンを獲得するという局面で、14日の決勝レースだった。

1コーナーでルイス・ハミルトン(マクラーレン)の攻撃を凌いだベッテルはトップを快走し、一方のアロンソは4番手スタートのジェンソン・バトン(マクラーレン)に抜かれて、4位で序盤を戦う。尚、このオープニングラップで単独スピンを喫したミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)にビッタントニオ・リウッツィ(フォースインディア)が激突し、セーフティーカーが5周目まで導入された。

チャンピオン獲得のチャンスも充分あった暫定2位のマーク・ウェバー(レッドブル)だったが、リヤタイヤのグリップ不足を訴えて12周目という早い段階でタイヤ交換を行う。

アロンソとしてはウェバーの前でフィニッシュすることがチャンピオン獲得の最低条件だったため、16周目にタイヤ交換義務を終えるべくピットに向かった。ところが、オープニングラップのセーフティーカー導入時にタイヤ交換を済ませていたニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)とヴィタリー・ペトロフ(ルノー)が、アロンソとウェバーの前に立ちはだかる。

48周目に最後のドライバーがピットストップを終えたことで、暫定順位がベッテル、ハミルトン、バトン、ロズベルグ、ロバート・クビサ(ルノー)、ペトロフとなり、アロンソは、チャンピオン獲得が絶望的となる7位を走行する。

レースはこのまま終了して、ベッテルがアロンソ、ウェバーを年間ポイントで上回り、大逆転チャンピオンとなった。小林可夢偉は14位で最終戦を完走、2010年シーズンをランキング12位で終えている。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. パナソニック ホールディングス・人事情報 2025年11月1日付
  2. メルセデスベンツGLB新型、生産開始…最大航続631kmのEVを2026年春発売へ
  3. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  4. 【GR86×カーオーディオ】純正オプションに不満!? BLAMで高音質化への最短ルート[car audio newcomer]by サウンドステーション AV Kansai 堺店 前編
  5. MOMO、「レーシングシミュレーター用ステアリング」6モデルを1月9日発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る