日本鉄鋼連盟が発表した10月の粗鋼生産量は、前年同月比8.0%増の950万8000tとなり、12か月連続で前年を上回った。900万t台も2か月連続で、順調に推移している。
炉別生産では、転炉鋼が同5.2%増の734万t、電炉鋼が同19.0%増の216万8000tとなった。鋼種別生産では、普通鋼が同2.9%増の727万t、特殊鋼が同28.8%増の223万8000tとなった。
銑鉄生産は同7.9%増の713万9000tと12か月連続の増加となった。10月末の高炉稼働基数は前月同様の33基中、27基だった。
熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は同6.0%増の820万5000tと11か月連続の増加となった。
普通鋼熱間圧延鋼材(一般)の生産は同1.9%増の641万6000t。品種別では、条鋼類が同2.1%減の150万1000tで4か月連続のマイナスとなった。鋼板類は同2.5%増の483万6000tとなり、12か月連続の増加となった。
特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は同23.7%増の178万9000tだった。