トヨタ米国販売、主力セダン中心に低迷…11月実績

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米国トヨタ販売は1日、11月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は12万9317台で、前年同月比は7.3%減(季節調整済み)。2か月連続で前年実績を下回った。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラーセダンの『カムリ』が前年同月比27.4%減の2万0737台と、2か月連続のマイナス。『カローラ』も29.1%減の1万6202台、『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)は42%減の2154台と落ち込んだ。

一方、『プリウス』は前年同月比1.9%増の1万0224台と、2か月ぶりに前年実績をクリア。今年3月半ばにマイナーチェンジを受けた『アバロン』も、7.8%増の2186台と2か月ぶりに回復した。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、09年10月末に新型を投入した『4ランナー』が前年同月比130.5%増の4062台と、12か月連続の前年実績超え。ミニバンの『シエナ』も、4%増の8125台と引き続き売れている。

また、主力の『RAV4』も前年同月比2.4%増の1万2306台と、3か月連続のプラス。大型トラックの『タンドラ』は7464台を販売し、前年同月比は12.1%増と3か月ぶりにプラスへ転じた。

レクサスブランドの乗用車系では、主力セダンの『ES』が前年同月比5.1%減の4070台と3か月ぶりのマイナス。『IS』も、14%減の2557台と落ち込んだ。09年8月に投入された新型ハイブリッドセダン、『HS250h』は46.3%減の788台と大幅減。唯一、09年10月末にマイナーチェンジした『LS』は、15.1%増の1270台と2か月連続で前年実績を上回った。

レクサスブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、09年12月末に新型をリリースした『GX』(日本名:トヨタ『ランドクルーザープラド』)が、前年同月比530.9%増の1376台と、11か月連続のプラス。しかし、『RX』は12.5%減の7235台と、4か月ぶりに減少した。

サイオンブランドでは、『xB』(日本名:『カローラルミオン』)が前年同月比3.3%減の1405台と、2か月連続のマイナス。『xD』(日本名:『イスト』)も5.6%減の810台と落ち込む。北米専用クーペの『tC』は、79.2%増の1619台と健闘している。

トヨタの今年1‐11月米国新車販売は、前年同期比0.6%増の158万6107台。かろうじて、前年実績を上回っている。

《森脇稔》

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