Criterionによって生まれ変わる『ニード・フォー・スピード ホット・パースート』を徹底チェック

自動車 ビジネス 国内マーケット
Criterionによって生まれ変わる『ニード・フォー・スピード ホット・パースート』を徹底チェック Criterionによって生まれ変わる『ニード・フォー・スピード ホット・パースート』を徹底チェック
Criterionによって生まれ変わる『ニード・フォー・スピード ホット・パースート』を徹底チェック Criterionによって生まれ変わる『ニード・フォー・スピード ホット・パースート』を徹底チェック 全 21 枚 拡大写真

「ニード・フォー・スピード」というゲームをご存じでしょうか? そのタイトルの如く、スピードを求める男達がストリート(公道)で改造したマシンで大迫力のストリートレースを楽しむというゲームです。

その「ニード・フォー・スピード」が英国Criterion Gamesの手によって大きく生まれ変わります。同社は危険な走行とド迫力のクラッシュ感で名を上げた『バーンアウト』シリーズの生みの親。そのCriterionにより、最新作『ニード・フォー・スピード ホット・パースート』は大胆な描写と更なる迫力、爽快感を追求した一味違うレーシングゲームとなりました。さらにフレンドと常に繋がるAutologは今までと違う敷居の低いネットワーク体験を実現します。

テーマには本シリーズの一つの特色ともなっているポリス(警察)との戦いを徹底的にフィーチャー。プレイヤーは、レーサーもしくはポリスのイベントを選択し、レーサーであれば「Most Wanted」(最重要指名手配者)、ポリスであれば「ULTIMATE ENFORCER」を目指し、様々な時間帯、設定、道で戦いを繰り広げます。

どちらを選んだとしてもレースはかなり攻撃的。両者が持ち合わせる武器は、レーサーは急加速する「ターボ」「EMP(電磁波)」、ポリスは「スパイクベルト」やヘリからの援護などがあります。レースとしてドライビングテクニックだけでないアクション性を楽しむ事が出来ます。もちろん、公道には一般車も走り、『バーンアウト』譲りな強烈なクラッシュシーンも見ることができるでしょう。

■スポーツカーのポリスは手強いぞ!

「ニード・フォー・スピード」シリーズですから、今回ももちろん実車が登場。ということは、ポリスが乗り回すマシンも高級スポーツカーがズラリ。実際にパトカーとして使用されているようなものから、現実では到底お目にかかれないようなものまで様々。でも、ライバルとして手強いのは間違いなさそうです。

収録されるマシンは66車種(収録車種は公式サイトを参照)。

また、欧米では「Limited Edition」に収録される選りすぐりの超速マシン6台を入手できるアンロックコードが日本版には収録されます。アンロックコード限定のAlfa Romeo 8C Competizone、Ford Shelby GT500、そしてゲーム中には後半にアンロックされるマシンを初期から遊べるものとして、Audi TT RS Coupe、Chevrolet Camaro SS、Porsche Cayman S、Dodge Challenger SRT8の4つです。魅力的なマシンが初期から使えるのは嬉しいですね。

※アンロックコードを利用するには、オンライン接続環境が必要。

レースの舞台になるのは広大なオープンワールドSeacrest County。この世界にはビーチや大海原が美しいCoast、見渡す限りの砂漠が広がるDesert、木々が生い茂るForest、雪化粧をした山々Mountain。ゲームではこの広大な世界の各エリアが舞台となり、レースを行っていきます。

■Autologがレースゲームのオンラインを変える

本作の体験版は2週間のうちに世界で200万回以上ダウンロードされたということでニュースにもなりました。その人気は新しく導入された「Autolog」という機能が大きいようです。

「Autolog」はプレイヤーのマイページに相当する機能で、フレンドを登録することで、ゲームの中のFacebookのような雰囲気で情報を共有し、楽しむ事が出来ます。

中でも特徴的なのは「Autolog Recommend」というもので、フレンドの中で誰が一番のスコアを持っているかや、誰が記録を更新したか、といった情報を元に「○○があなたの記録を更新しました。挑戦しますか?」というようなレコメンドを与えてくれます。人間の心を上手く刺激するシステムで、レース回数も増えそうです。

シングルでレースを行っている最中でも、フレンドがログインしたという情報は画面上に表示され、そこからシームレスに対戦に進む事も出来ます。「Autolog」は敷居の高かったオンラインプレイをシングルプレイに融合させる仕組みでもあります。

また、「Autolog」は一度登録してしまえば、PS3やXbox360を起動して本作を立ち上げなくとも、ウェブ上の「needforspeed.com」(このサイトは英語表示になります。)から利用することができます。直接ゲームはプレイできませんが、フレンドの記録や届いたメッセージ、共有された写真などを確認することができ、いつでも「ニード・フォー・スピード」の世界に触れる事が出来ます。

■Wiiでは異なったレース体験が用意

昨年登場した「ニード・フォー・スピード」はPS3、Xbox360、PCが『シフト』、Wiiが『ナイトロ』という区分けでしたが、本作は全プラットフォーム『ホット・パースート』。ただしWii版は開発スタジオも異なりちょっと違ったゲームになるようです。

Wii版ではアイテムの要素が登場。自分のマシンをパワーアップさせたり、警察の注意を他に向けさせたり、周りのレーサーにショックを与えたり、様々なアイテムを有効に活用するのがゲームの鍵になります。

重慶、ドバイ、リオデジャネイロ、ラスベガスといった都市で開催されるレースグランプリに参加。各地を制覇していくと最終ステージとしてグランプリへの挑戦権を勝ち取ります。

レースで勝利すると賞金を獲得。その資金で、自分だけのマシンへとカスタマイズさせていくこともできます。ボディショップではペイントカラーやデカールを使ってデザインをカスタマイズ。もちろん、ホイールや車体キットを交換してスタイルを替えることもできます。

Wii版は誰でも遊べるレースゲームとなっていて、アイテムの発動もWiiリモコンを振るだけ。Wiiリモコンをハンドルのように使える「Wiiハンドル」にも対応し、直感的にレースを楽しむ事が出来ます。

『ニード・フォー・スピード ホット・パースート』は12月9日に、PS3/Xbox360/Wii/PCで発売。PS3/Xbox360は7665円、Wiiは6090円、PCはオープン価格です。ストリートレーシングカルチャーの空気を満喫しながら、ド派手なアクションで街を走り抜けるシリーズ最新作。今までの「ニード・フォー・スピード」とは一味も二味も違った遊びが実現します。Criterionの仕事ぶりを是非じっくりと堪能して下さい。

《土本学 / Mr.Cube@INSIDE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. カスタムパーツが付け替え可能な高級トミカ、「日産 スカイライン25GT TURBO」11月発売
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る