【三菱 パジェロ クリーンディーゼル 試乗】振動や騒音はそれなり…松下宏

試乗記 国産車
パジェロクリーンディーゼル
パジェロクリーンディーゼル 全 6 枚 拡大写真

日本ではディーゼル車に対するイメージが低いままでなかなかイメージアップが図れない状態だが、これはデキの良いディーゼル車がきちんと販売されていないことも理由だ。

【画像全6枚】

そんな中で、メルセデス・ベンツが『Eクラス』や『Mクラス』で尿素SCRを使ったクリーンディーゼルを、また日産が『エクストレイル』にクリーンディーゼルを搭載している。そこに割って入ったのが『パジェロ』のクリーンディーゼルだ。パジェロもエクストレイルと同様、尿素による後処理なしでポスト新長期規制への対応を実現した。

三菱ふそうが新世代のクリーンディーゼルを開発したのでそれを使ったら良かったのではとも思うが、従来からの3.2リットルエンジンをクリーンディーゼルに仕立て上げたのは大したものである。

直列4気筒3.2リットルエンジンと電子制御5速ATとの組み合わせは、低速域でのトルク感がまず印象的。エクストレイルは排気量が2.0リットルなのでトルク感も物足りなさを感じるシーンがあったが、パジェロにはそれがない。5速ATは今どきのATとしては記号的には物足りなさもあるが、変速フィールに特に不満があるわけではない。

でも振動や騒音はそれなりのレベル。SUVだから許される程度の音振性能で、普通の乗用車だったら不満の声が出るだろう。メルセデス・ベンツが6気筒エンジンの有利さと入念な音振対策によってディーゼルを感じさせない仕上がりにしているのに比べるとかなりの差がある。

パジェロは今回の改良でブレーキオーバーライドを採用した。アクセルが踏まれている状態で2秒ほどブレーキがオーバーラップするとアクセルがキャンセルされる。これくらいだと左足ブレーキで走っても運転の邪魔をされるような違和感を感じなくてすむ。ほど良い効き具合だった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『カローラクロス』次期型は「RAV4」似に? 最終デザインはこれだ!
  2. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  3. マツダ、新塗装色「ジンクグリーンメタリック」開発…『ロードスター』から順次導入
  4. 【マツダ CX-5 新型】Aピラー9mm、ドア音、ワイパー制御…開発主査が明かした「地味スゴ」な進化とは
  5. ヤマハとホンダの『ゆるキャン△』っぽいやり取りにSNSほっこり…5月のモーターサイクル記事まとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. 「全固体なら勝てる」は本当か、LFP時代に問われる日本の電池戦略…矢野経済研究所 エネルギー&モビリティグループ 部長 田中善章氏 [インタビュー]
  4. メンテナンスパック「SUBARU Care Passport」、13項目選べる付帯サービス…7万8144円から
  5. 【世界主要自動車xEV市場 リスキリング講座】中国編
ランキングをもっと見る