【タイ販売店探訪】プロトンのローンに人気

自動車 ビジネス 海外マーケット
プロトン のローンに人気
プロトン のローンに人気 全 6 枚 拡大写真

マレーシアの自動車メーカー、プロトンはタイに進出している。訪問したディーラーはシボレーディーラーの裏手にひっそりと拠点を設けていた。

同店舗では月間30台以上の販売台数を誇る。店舗の規模からすると販売台数は大きい。プロトンディーラーでは、他の自動車ディーラーと同様にオーナーが存在する。取材したディーラーはPASというプロトンディーラーグループの傘下にある。PASグループはプロトンディーラーを7社抱えている。PAS以外にも複数のプロトンディーラーグループが存在し、合計するとプロトンディーラーはタイ全国に30~40店舗あるという。

マレーシアで作った車両をタイで販売するプロトン。売れ筋は製品ラインアップの中で最高級ラインである『EXORA』。EXORAのハイグレードラインは81万9000バーツ(約224万円)。低価格製品を多くラインアップするプロトンにおいて、最高級ラインが売れ筋であるという事実は何を意味しているのだろうか。

ラインアップする全車両のなかで、もっとも低価格なのが『SAGA』だ。最低価格は39万9000バーツ(約109万円)。この商品があるにも関わらず、2倍ほどもするEXORAが売れ筋であるのには訳がある。

それは、プロトンが独自に設定するローンシステムだ。

通常、ディーラーが設定するローンシステムは、最長期間が72か月。しかしプロトンでは84か月のローンを設定できる。これにより、顧客は長期ローンを組み、ハイグレードの車種を購入することができるのだという。

マレーシアで立ち上がった自動車メーカーだけに、新興国の経済事情、顧客ニーズに適した車両価格と購入しシステムをいち早く導入している点は、タイ市場でも強みとして活かされている。

《土屋篤司》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る