クモの巣リコール、ホンダにも波及…米国

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アコード(日本名インスパイア)
アコード(日本名インスパイア) 全 2 枚 拡大写真

マツダが米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)に、クモの巣により火災を起こす可能性があるとして届け出ていたリコール(回収・無償修理)。この問題がホンダにも波及した。

画像:アコード(インスパイア)とマツダ6(アテンザ)

このリコールは、北米マツダが3日に公表したもの。米国で製造された『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)について、燃料の通気管に「イエローサックススパイダー」と呼ばれるクモが巣を張るトラブルが発生。北米マツダは「最悪の場合、空気の通りが悪くなることでガソリンタンク内の圧力に異常をきたし、燃料タンクに亀裂が入るなどして火災を起こす恐れがある」として、2009-2010年モデル約5万2000台のリコールを届け出ていた。

この問題がホンダにも波及。米国ホンダが9日、一部メディアに対して明らかにしたところによると、米国製『アコード』(日本名:『インスパイア』)の2008-2009年モデルにも、マツダと同様のトラブルが発生。米国ホンダはこの事実を2009年夏に把握しており、全米の販売店に対して、注意を喚起するよう促していたという。ただし米国ホンダは、「実際に火災や燃料漏れの報告は受けていないため、リコールは行わない」としている。

なおマツダもホンダも、クモの巣を取り除き、通気管にクモの侵入を防ぐバネを取り付ける対策を講じるとのことだ。

《森脇稔》

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