【レクサス CT200h 試乗】ハイブリッドをスポーティに活かした…松下宏

試乗記 国産車
CT200h
CT200h 全 6 枚 拡大写真
レクサス版の『プリウス』といった位置付けにあるのが『CT200h』。レクサスブランドのエントリーモデルとして設定されたクルマだ。

プリウスがほのぼの感を感じさせるデザインであるのに対し、CT200hのワイド&ローのボディは、きりっとした感じのスポーティさを備える。上級グレード用のLEDヘッドランプが外観品質の高さを表現する。

インテリアも全体的な質感に加えて、モードによって色が変化するメーターパネルなど、CT200hならではの仕様が用意されている。

CT200hはハイブリッド専用車として作られたクルマで、電気モーターだけで走り出す発進時の静かさはプリウスなどでも体験済み。モーターの発生する最大トルクが大きいので静かであると同時に力強さもある走り出しだ。さらにアクセルを踏み込めば1.8リットルエンジンも加わって一段と力強い走りになる。

ハイブリッド車らしいECOモードのほかにスポーツモードも設定され、ステアリングにパドルシフトが設けられたのがCT200hの特徴。スポーツモードを選ぶとアクセルワークに対するパワーの盛り上がりが一段と元気なものになり、ステアリングの手応えもしっかりしたものになる。特にステアリングの変化のほうが印象的だ。

パドルシフトは積極的な走りを楽しみたいときに有効。ハイブリッド車というとECOが優先されるイメージが定着しているが、そのポテンシャルをスポーティさに生かすことが可能なことをパドルシフトつきのCT200hは示している。パドルシフトは高速道路で車間距離を調整するときなどにも有効だ。

足回りは17インチタイヤ+専用チューニングのFスポーツがしっかりした乗り味を感じさせた。ただ、16インチタイヤを履いたバージョンCの乗り心地の良さはとても好感の持てるものであり、こちらのほうがむしろお勧めだ。Fスポーツは外観なども含めて選ぶグレードだろう。

ハイブリッド車らしく静粛性は高い。昨年プロトタイプ車に試乗したときには、騒音レベルが高いようにも思えたが、シチュエーションの異なる今回の試乗ではハイブリッド車の静粛性が感じられた。

レクサスブランドのエントリーモデルながら、価格設定は『IS』や『HS』とオーバーラップする部分がある。ボディやパワートレーンが違うクルマなので単純な比較はできないが、ユーザーの選択が微妙に別れる部分になりそうだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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