【レクサス CT200h 試乗】大人の色香を感じる…まるも亜希子

試乗記 国産車
CT200h
CT200h 全 6 枚 拡大写真

コンパクトと謳う割には、それほどコンパクトボディではないのだけど、それでも私はこの『CT200h』を女性に薦めたいと思った。これまでのハイブリッドカーになかったものを、このクルマに感じたからだ。

そのひとつが、クリーンだエコだといって爽やか&カジュアルなイメージになりがちなハイブリッドカーに、大人の色香を表現してくれたこと。インテリアにしてもメーターグラフィックにしても、ドアを閉めた音やスイッチに触れた感触からも、それが伝わってくる。

そして走り出してからも、とてもガッチリとした安定感に身を委ねるようにして、リラックスしている自分がいた。とくに高速道路での加速・減速の繰り返しがとてもスマートで、上質なハイブリッドの良さを実感することができる。また、以前にクローズドコースでパイロンスラロームを体験した「F SPORT」では、ひと汗かくほどのエキサイティングな実力を持つことも確認済みだ。

ただし室内の広さは標準的。頭上はタイトだし、足元も後席で握りこぶし2.5個分程度のゆとりで、ドリンクホルダーもない。ラゲッジはゴルフバッグが積めるくらいの広さはあり、後席の前倒し機能はレバーを引いて押すだけと簡単。

大人の色香を放つ、ハイブリッドアスリート。本物を求める女性に、ぜひ乗ってみてほしい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

まるも亜希子|カーライフ・ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て、カーライフ・ジャーナリストとして独立。現在は雑誌・ウェブサイト・ラジオ・トークショーなどに出演・寄稿する他、セーフティ&エコドライブのインストラクターも務める。04年・05年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本カー・オブ・ザ・イヤー(2010-2011等)選考委員、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。

《まるも亜希子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る