ワコールは、日本人女性のからだと下着に関する意識や実態を明らかにするため、全国の25歳から54歳までの女性約1万人を対象に意識調査を実施した。日本人女性における下着選びやバストケアの実態が明らかになった。
ブラジャーに不具合を感じている人は8割以上。ワコールによるとサイズ間違いや正しくない着け方が一因と考えられる。ブラジャー購入時の採寸・試着率は13.8%で、カップサイズが大きい人ほどブラジャー選びの意識が高い。
48.2%の女性が、バストの変化は「加齢」が原因と感じていながらも、43.1%の女性が「バストの形を維持するためのケアを行った事がない」。いっぽうバストは筋肉がない組織であるにも関わらず、バストケアとして「大胸筋(筋肉)を鍛える」を挙げる人が21%も存在するなど、バストケアは様々な「思い込み」で実践されているようだ。「自分のバストに合ったブラジャーを着ける人」は、バストケア経験者の4人に1人。
27.0%の女性が「ノーブラで外出が可能」と回答。ワコールによると、バストの変化の原因のひとつに、バストを支えるクーパー靭帯という組織が、長期にわたってバストが揺れる影響を受け、伸びてしまうことが考えられる。揺れをおさえるためには、からだに合ったブラジャーを着用することが重要だとする。
勝負ブラは、全体の50.6%が「勝負ブラを持っている」と回答し、50代女性も40.3%が勝負ブラを所有している。持っている勝負ブラの色は「ピンク(43.7%)」が最多となり、全世代でピンクが1位だった。
「からだと下着に関する1万人白書」
●対象:25〜54歳女性
1万0342名
5歳刻みの均等割付で実施
●エリア:全国
●手法:調査モニターに対するインターネット調査
●調査時期:2011年2月