【上海モーターショー11】トヨタ豊田社長「中国は最も重要な市場」

自動車 ニューモデル モーターショー
トヨタ豊田社長(上海モーターショー11)
トヨタ豊田社長(上海モーターショー11) 全 7 枚 拡大写真

トヨタ自動車の豊田章男社長は19日、同日より中国・上海で開幕した上海モーターショーのプレスカンファレンスに出席、「中国はトヨタにとって最も重要な市場である」と語った。

豊田社長は冒頭で、東日本大地震の被災地に対する中国からの支援に対し感謝を述べ、自身も被災地を訪問した経験を踏まえ、「現在の日本に必要であるのは、『明日への希望』」だと述べた。

カンファレンスでは豊田自動織機の歴史を映像で紹介、社長就任以来、困難な状況もあったが、「トヨタ創業の精神」に立ち返り、改めて「クルマづくりを通じて、社会を豊かにしたい」と抱負を語った。

トヨタは昨年11月に中国の開発体制を強化するため、常熱市に研究開発センターを設立。中国の消費者に満足してもらえるよう、「クルマを鍛えぬく」とした。また同市は一汽自動車、広汽自動車との合弁による研究開発センターの中間に位置し、この三極トライアングルで、先進の技術開発をおこなうとともに、若手技術者の育成にも励む。

エコカー開発については、研究開発センターを中心に、省エネルギー車、新エネルギー車ユニットの国産化をめざす。また、「あらゆる環境技術を中国に導入する」ことも明らかにした。

中国でのマネジメント体制については、意思決定を早くし、現場に根ざした経営とするため、中国本部長の佐々木昭専務、中国副本部長で新任常務役員の北田真司氏、董長征執行副総経理の少人数体制でおこなうとした。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る